キッチン・台所リフォームのポイント
タイミング
多くの方が築15〜20年前後でリフォーム
日々の調理などで使用頻度の高いキッチンは、常に温度・湿度の急激な変化にさらされていることもあって、設備の老朽化による故障などが起きやすい場所です。 築15〜20年ぐらいで不具合が発生することが多く、そのタイミングでリフォームされる方が多くいらっしゃいます。
またお子様の独立など生活の変化によって、LDKのレイアウト変更を検討したり、水まわりをまとめてリフォームされる方も多くいらっしゃいます。
使い勝手
これまでの使いづらさを解消
リフォーム時には、これまでのキッチン設備の使いづらかった部分を解消しましょう。
例えば、シンクやコンロの高さが合っていないなどのご不満がある場合は、ぜひショールームでお試しください。カタログ等で高さや広さなどは確認できますが、例えばコンロのゴトクの上に鍋を載せた際の調理のしやすさなどは実際にその動作をしてみないとわかりません。
また、収納の位置や収納扉の開閉のしやすさなども実際に試していただくのが一番です。
加齢への備え
将来も作業負担がないように
歳を重ねると、重い扉を開けるのが難しくなるなど、ちょっとした動作が負担になります。最新の設備は、軽く開く収納扉や自動水栓など、作業をサポートしてくれる機能が充実しています。
今だけでなく、将来の使いやすさも考えてキッチンを選びましょう。
収納の見直し
モノの要不要を見極めて収納を考える
長い間キッチンを使っているとモノが増えがちです。最近では災害に備えて食料や水をストックされる方が多く、整理しきれなくなるケースが多々あります。
今あるモノの要不要や使用頻度を考えて収納の量を検討し、モノがどこにあれば調理しやすいか動線を考えましょう。場合によっては食品庫や床下収納など、新たな収納スペースの確保を検討しましょう。
間取りの見直し
キッチンの位置変更でより快適に
以前の住宅は、キッチンを陽が当たらない北側に配置することが多く、暗くて寒い場合がありました。
リフォームなら、明るくて暖かいキッチン空間にリニューアルすることが可能です。生活スタイルを考えて、LDK全体で間取りを再検討したり、足元が冷える場合は床暖房を配置すれば調理空間がより快適になり、暮らしやすさが大きく改善します。
ライフスタイル・家族構成の変化
介護などをきっかけに両親と同居した、子供が生まれて家族が増えたなどの家族構成の変化、子供と料理を作りたいといったライフスタイルの変化も、新しい生活に合うキッチンが必要になるタイミングです。
キッチンの間取り
キッチンの間取りは「オープンタイプ」「セミオープンタイプ」「独立タイプ」の3タイプに分類されます。ご家族の暮らし方、キッチンの使い方に適したタイプを検討しましょう。
“距離感”が異なる3タイプ
①ダイニングと一体の 「オープンタイプ」
キッチンとダイニングの境がない開放的なタイプ。料理中もダイニングで過ごす家族と会話を楽しめます。
「オープンタイプ」はこんな方にお勧め
・ホームパーティや家族で料理する機会が多い
・開放的なキッチンにしたい
ホームパーティや家族で料理する機会が多いご家庭であれば、多人数で料理しやすく、会話が弾みやすいアイランド型やペニンシュラ型のキッチンがお勧めです。
アイランド型は、文字通り「島」のように壁から離して配置するタイプです。一方「「半島」を意味するペニンシュラ型は、キッチンの左右のどちらかが壁に接した対面式のキッチンです。
どちらのタイプも開放感があり、見た目もスタイリッシュです。
アイランド型のメリット・デメリット
●メリット
・開放感があり、回遊性が高い
・複数人で料理しやすい
・ダイニングにいる人と会話しやすい
・見た目がスタイリッシュ
●デメリット
・両側に空間が必要なため、ある程度の広さが必要
・キッチンが丸見えになる
・においや油はねが部屋に広がりやすい
・収納スペースが少なめなので、他に収納の確保が必要
ペニンシュラ型のメリット・デメリット
●メリット
・開放感がある
・ダイニングにいる人と会話しやすい
・アイランド型に比べてスペースを取らない
・コンロを壁側に配置することで、においや油はねをある程度抑えられる
●デメリット
・アイランド型に比べると、動線が限られ、機動性が下がる
・キッチンがほぼ丸見えになる
・収納スペースが少なめなので、他に収納の確保が必要
コンパクトなキッチンにしたい
ダイニングとの境はなく、キッチンスペースをコンパクトに抑えたい場合、シンクやコンロなどのキッチン設備を壁側に配置するI型やL型タイプがお勧めです。
壁付き・I型、L型のメリット・デメリット
●メリット
・アイランド型、ペニンシュラ型に比べてスペースを取らない
・ダイニングにいる人と会話しやすい
●デメリット
・キッチンが丸見えになる
・収納や冷蔵庫をキッチンの横に置く場合、横への移動が多くなる
I型とL型の差
・L型キッチンは、I型キッチンをよりも広いスペースが必要
・L型キッチンは、I型キッチンより動線が良くなる(移動負荷が減る)ので作業が効率的になる
②ほどよく独立した 「セミオープンタイプ」
腰壁や吊り戸棚などでキッチンとダイニングを仕切るタイプ。家族との会話もでき、かつキッチンでの作業をある程度隠せます。
「セミオープンタイプ」はこんな方にお勧め
・調理中に家族と会話したい
・調理中に子どもを見守りたい
・ダイニングとの境はほしい(キッチンや調理作業を見られたくない)
料理中に家族とコミュニケーションを取りながら、ある程度キッチンを隠したいなら、セミオープンタイプのI型やL型のキッチンがお勧めです。
セミオープン・I型、L型のメリット・デメリット
●メリット
・ほどよい開放感がある
・ダイニングにいる人と会話しやすい
・ダイニング側からは手元や調理用具が見えない
・コンロ前が壁なので、においや油はねを抑えられる
●デメリット
・アイランド型やペニンシュラ型に比べると、多少開放感がなくなる
・I型とL型の差
・L型キッチンは、I型キッチンをよりも広いスペースが必要
・L型キッチンは、I型キッチンより動線が良くなる(移動負荷が減る)ので作業が効率的になる
③料理に集中できる 「独立タイプ」
ダイニングと完全に分離したタイプ。油煙やにおいがキッチンの外へに流れにくく、調理に専念できます
「独立タイプ」はこんな方にお勧め
・調理に集中したい
・油煙やにおいが他の部屋に流れるのがイヤ
人目を気にせず、調理に集中したい方には独立タイプがお勧めです。収納スペースもつくりやすく、動線が短くて済むので、作業が効率的です。
独立タイプのメリット・デメリット
●メリット
・人目を気にせず、調理作業に集中できる
・ダイニングやリビングにおいや煙が広がらない
・収納スペースをつくりやすい
●デメリット
・閉塞感がある
・ダイニングにいる人とのコミュニケーションは取りづらい
リフォームは、設備交換だけでなく、これからの10年、20年後の住まいのことを考えて、建物自体を修繕できるのが強みです。
築年数を経た住まいの場合、キッチン設備のリニューアルに加えて、ご要望により建物の状態を診断し、劣化した配管の見直しなど、住まいのメンテナンスも承ります。
ビセンリフォームでは奈良県の地域に限定させて頂いております。
リフォーム工事は、建設業ですがサービス業として捉えています。
限定した地域、目の届く範囲でサービスを提供し、お客様とも生涯お付き合いできる関係を築いていきたいと考えております。
その他ご不明点等ありましたらお問い合わせだけでもご気軽にご連絡ください。