トイレリフォームは掃除のことも考えた計画を
トイレリフォームをしようと思ったとき、重視するのは何でしょうか?
節水機能?
バリアフリー機能?
トイレ空間のおしゃれ?
トイレリフォームのゆずれないポイントは人それぞれだと思います。
便利な機能や装置はたくさんありますが、トイレで一番大切にしたいことは「清潔にすること」。
トイレはキレイにしておきたい場所なのに、一番汚れやすい場所でもあります。
家族だけでなく、お客さまが利用されることもあります。
いつもピカピカのトイレにしておきたい!と思うなら、トイレリフォームには掃除のしやすさや、そもそも汚れにくいトイレにすることなども考えておきたいですね。
トイレリフォームは、「掃除しやすい」を条件に!
清潔を保つためにトイレリフォームで考えたいのは、掃除がしやすいトイレ。
便器の形やトイレのパーツに気をつけると、グッと掃除がしやすくなります。
今回はメジャーな形である、洋式トイレにしぼってご紹介します。
トイレ便器
側面がストンと落ちるようにデザインされている便器は、汚れもたまりにくく掃除がしやすいです。また、継ぎ目が少ないトイレは、汚れもたまりにくくなります。
便器の素材も汚れがつきにくい加工がしてあるものを選ぶと良いでしょう。
水を流すと、掃除もできるように水の流れを計算してある便器もあり、水アカや輪じみができにくくなっています。
トイレ便器の中でも特に掃除がしやすいのが「フローティングデザイン」とよばれるもので、便器が床に接していないタイプ。このタイプは便器本体もシンプルな形ですし、床を汚したときもサッと拭くことができます。
男性がトイレで用を足すときは立って、というスタイルのご家庭なら、便器と床の間が汚れやすいので特にオススメです。
トイレタンク
タンクレスタイプといって、水をためるタンクが無いものは余計なデコボコがないので、ホコリもたまりにくく、掃除がしやすいです。
また、タンクレスタイプはタンク部分のスペースが無くなることにより便器が奥に設置できるので、空間も広く使えて人気です。
便器のフチが平らなもの・無いもの
便器のフチ裏は意外と汚れがたまりやすく、掃除が行き届かないのでニオイの原因になりやすいところです。
便器のフチの折り返しが無く、できるだけフラットなものを選ぶと掃除がしやすいです。
トイレ便座
汚れが付きにくい・落としやすい加工がしてあるものを選びましょう。便座自体が動く機能が付いているものであれば、細かい部分の掃除がしやすいです。
また、尿の飛び散りを防ぐガードが付いていると、汚れが広がるのを防ぐことができます。
ウォシュレットのノズル
清潔に保っておきたいノズル部分ですが、掃除が面倒だったり、やり方がわからなかったりということで、汚れやすいところです。
ノズルの使用前後に自動洗浄してくれるモデルを選ぶと、掃除の手間がかかりません。
また、ノズルの素材を汚れのつきにくいものにしているモデルもあります。
逆に掃除がしにくいのはこんなトイレ
トイレで掃除がしにくいのは、デコボコが多いタイプです。
タンクがあり、配管もむき出し、トイレの裏側も余計なデコボコが多いものは、掃除する箇所が増えるだけでなく、細かいホコリもたまりやすいです。
また、配管のようにもともと光っている素材のものは、少しでもくもると不潔に見えがちです。
トイレ掃除に便利なトイレリフォームのコツとは?
清潔なトイレに着目した時、トイレリフォームをするときにトイレの便器やパーツ以外で気をつけたいところについて見ていきましょう。
収納スペースに気をつける
トイレは物を置かないほうがすっきりと清潔に見えます。
壁に収納棚を設置し、トイレットペーパーやトイレ掃除ブラシなどを収納できれば、清潔感がアップします。また、掃除道具もしまいこまないことで出しやすく、こまめに掃除ができます。
トイレのドアを引き戸にする
トイレのドアを引き戸にすると、開け閉めに必要な無駄なスペースがなくなるので掃除もしやすくなります。トイレの掃除はかがんだり、奥を拭いたりするのでスペースが広いと掃除がしやすくなります。
バリアフリーの面でも省スペースにつながる引き戸は人気です。
トイレの床・壁の素材
トイレの床や壁も、尿の飛び散りなどで意外とニオイがつきやすいところです。
ニオイや汚れが付きにくい素材を選ぶと掃除がしやすくなります。
クロスの継ぎ目が多いと汚れがたまりやすいので、できるだけフラットになるようにすると掃除がしやすいです。
トイレスリッパ・マット
トイレスリッパは汚れが染み込みにくく、洗いやすいものを選びましょう。
トイレマットもこまめに取り換えます。お子さんがトイレトレーニング中など、特に汚しやすい時期はサッと掃除ができるように、あえてマットは敷かないというのもキレイを保つポイントです。