お風呂リフォームでは追い焚き機能を付けるのがオススメ
追い焚きは、浴槽の湯を給湯器に送り、給湯器で温めなおしてから浴槽に戻すシステムのことです。
自動タイプ(オート)の追い焚き機能がついていれば、常にお湯の温度が一定になるように設定できるので、いつでも温かいお風呂に入ることができます。
家族が帰ってくる時間に合わせてスイッチを入れたり、お湯の温度を確かめに行ったりするのは意外に手間なので、この機能はとても便利です!
また、半身浴など温度が下がりやすい入浴法でも、一定の温度をキープしてくれるので便利です。
お湯が循環するので、水道代の節約にもなるのがうれしいですね。
追い焚き機能が活躍するのはどんな家庭?
便利な追い焚き機能。
しかし、その機能が活躍する家庭・そうではない家庭があります。
追い焚き機能が活躍する家庭
家族が多く、入浴に時間がかかる
家族の入浴時間がバラバラ
夜と朝など、時間をあけて入浴する
逆に、追い焚き機能があまり活躍しない家庭
シャワーを使うことが多く、浴槽に湯をためることはあまりない
家族の人数が少なく、入浴時間が短い
入浴剤をよく使う
入浴剤は、成分によっては配管を傷めたり、目詰まりを起こしたりすることがあり、給湯器の寿命を縮めてしまいます。
家族の生活スタイルによって、追い焚き機能を付けるか付けないかを選択すると良いですね。
お風呂の追い焚きリフォームにかかる価格はいくら?
お風呂の追い焚きリフォームで気になるのが、リフォーム価格ですね。
追い焚き機能付きの給湯器は、さまざまなメーカーから販売されています。
メーカーや給湯器の号数(給湯器のパワーの目安)によって異なりますが、配管工事なども含め、リフォーム代はおおよそ30~60万円前後というところが多いです。
ただし、取り付ける場所や給湯器の種類が違えば工事内容も変わってくるので、一概にこの値段でできる、とは言い切れません。
リフォーム会社が現地調査を行ってから、初めて工事価格を知ることができます。
追い焚き機能にリフォームできる風呂・できない風呂
追い焚き機能は、浴槽からお湯を取り込み、給湯器で温めてから再び浴槽に戻すというシステムなので、お湯の通り道になる穴を開ける必要があります。
追い焚き機能を付けたいとき、リフォームできるお風呂は「穴あけ工事ができる」ものです。
ユニットバスの材質が樹脂の場合、年数が経って劣化が進んでいると、穴あけ工事をするときに破損してしまうおそれがあります。
また、石やコンクリートで作られているようなものもできません。檜風呂なども断られることが多いようです。
マンションの場合のお風呂追い焚きリフォーム
マンションのお風呂リフォームの場合は、ちょっと注意が必要になります。
場合によっては、リフォームを断念するということも。
マンションの追い焚きリフォームで確認したいのは2点
① マンション管理会社(または大家さん)から許可が下りるか?
② 給湯器と浴室の距離がどのくらいか?
給湯器は、お湯を送りだす1本の配管が通っています。
追い焚きにするためには、浴槽から給湯器にお湯を戻す配管を新たに設置する必要があります。
そのため、壁に穴を開ける工事をするので、マンション管理会社からの許可は必須です。
そして、たとえ許可が下りても、給湯器と浴室の距離が離れている場合、おおがかりな配管工事になってしまうことを踏まえて、リフォームを検討しましょう。