便器で使う色ごとの特徴は?
トイレは基本的には狭い空間になることが多い場所ですが、明るめの淡い色を使うことで、狭くても圧迫感を感じさせ辛いというテクニックを使うと効果的です。
このような色ごとの特徴を抑えて、便器の色選びの参考にしてみましょう。
クリアホワイト
現在、便器では最もよく使われている色です。清潔感があり、どんな色やインテリアにも相性がよく、使いやすいという特徴があります。
アイボリー/ベージュ/ブラウン
温もりのある暖かい印象の色として代表的な3色です。自然系のナチュラルテイストに相性がよく、木目調などに合わせ易い色合いです。
パステルピンク
トイレの汚いイメージと対照的な色合いなので、特に女性に人気があります。好みが分かれて使いづらい印象があるかもしれませんが、様々な色とも合わせやすくポピュラーな色です。
ホワイトグレー
シックで大人な印象を持たせる色です。トーンが落ち着いた色合いと相性がよく、おしゃれな雰囲気を演出したい時に使いやすい色です。
グリーン
淡い色合いのグリーンは、木の葉を連想させるようなナチュラルな印象として、また、和風の演出に相性がよく、幅広く使いやすい色です。
こんな人には○色がオススメ
ご自身やご家族の生活スタイルに合わせて便器の色を選ぶのも一つのポイントになります。
健康が気になる方なら、白系
例えば、健康が気になる方は、尿や便の色の変化をチェックしやすくする為に、クリアホワイトなど白系の便器を使用すると良いでしょう。
実際に介護や医療機関などでは、利用者さんや患者さんの体調を確認するために、便器の色を白系にしているというケースがあります。
掃除を楽にしたいなら、ベージュ系
トイレと言えば掃除。共働きで忙しくて、なかなかトイレを掃除する暇がないという方もいらっしゃいますよね。
そんなご家庭は、汚れが目立ちにくいアイボリー/ベージュ/ブラウンなどが向いているかもしれません。
デザイン重視なら、パステルカラーがおすすめ
一方で、トイレはデザイン性重視で、おしゃれにデザインを楽しみたい!という場合には、パステルピンクを使うとかわいらしい空間になりますし、グリーンでは和風テイストに仕上げることも出来ます。
おしゃれなレストランなどでは、ホワイトグレーを使ってリッチな雰囲気に演出している場合などもあります。
一言に便器の色とは言っても、トイレをどんな風に使いたいかによって、様々な選択肢があるので、ご自身の生活スタイルに合わせて優先順位を整理し、検討してみましょう。
好きな色が便器で用意できない!そんな時は壁紙を利用しよう
便器と壁紙の色の相性については、色の系統を合わせると統一感が出るというのが、色合わせの基本です。
例えば、便器はアイボリー/ベージュ/ブラウンにした場合、壁紙は薄目のブラウンなどを合わせると自然系で温かみのある雰囲気になります。
ただ、好きな色はあっても、その色を便器に使うのが良いのか迷っている場合や、実際に便器の色としては無い場合には、思い切って自分の好きな色を壁紙にして、解決するというのも一つの方法です。
黄色が好きな方は、便器に黄色とは系統の異なるクリアホワイトを選択しても、壁紙には発色を抑えた黄色を選ぶことで、落ち着いた雰囲気にすることができます。
このように、自分の好きな色が壁紙には使いづらいなという場合でも、色合いの発色を抑えたり、淡いトーンにしたりするだけで、バランスの良い雰囲気にすることが出来ます。
それでも、発色の濃い色や原色系が好きでどうしても使いたいという時は、背面の壁紙だけにワンポイントのアクセントとして濃い色を使うなどして、便器はシンプルな白系の色にするとゴチャゴチャした印象を受けずに纏まった雰囲気になります。