お風呂リフォームで失敗しないための目的別色選びのコツ
お風呂の目的別で色選びをすると失敗も少ないです。
参考にしてみましょう!
シックに落ち着いた気分でくつろぎたいならダーク系
茶色や黒などのダーク系は落ち着いた空間を演出できます。浴室の一面をダーク系にするだけで引き締まった印象になり、かっこよさが出ます。
ダーク系といえば黒や茶のイメージが強いかもしれませんが、暗めの紫もおすすめです。
紫は心と体のバランスを整える色とも言われ、癒しの効果があります。
逆に、少し明るめの茶にすると柔らかい印象になり、雰囲気がガラリと変わります。
また、木目のある素材もおすすめ。
ヒノキ風呂は憧れですが、なかなか手が出ませんよね。木目の素材を入れると、ヒノキ風呂のようなホッと気持ちが落ち着く浴室になります。
水アカなどを目立たせたくないならホワイト系
お風呂で気になるのが、水アカですね。
うろこ状に見える白い水アカは、水道水の中に入っているカルシウムやマグネシウムが原因。
入浴後に水滴をふき取るとだいぶ予防できますが、それでも目立つうろこ汚れに悩むご家庭も多いはずです。
一番汚れが目立ちにくいのはホワイト系の色です。
ホワイト系は清潔感もあり、空間を広く見せてくれる効果もあります。
開放感のある浴室にしたい方にもおすすめです。
柔らかく落ち着いた雰囲気が良いならパステルカラー系
汚れは目立ちにくくしたいけど、ホワイト系はシンプル過ぎてちょっと・・・という方にはパステルカラーがおすすめ。
柔らかく落ち着いた雰囲気が出せ、明るめのトーンなので水アカ汚れも目立ちにくいです。
イエローやオレンジ、ピンクを選ぶと女性的で柔らかい雰囲気になります。
グリーンやブルーは安らぎを与える色なので、柔らかい印象の中にも落ち着きが出て、パステルカラーでも甘過ぎになりません。
パッと明るく爽やかな雰囲気が良いならビタミンカラー系
お風呂で元気をチャージしたい!という人には、赤やオレンジはいかがでしょうか。
赤やオレンジは柑橘類や野菜などを連想させるため「ビタミンカラー」と呼ばれていて、見ているだけで元気が出る交感神経を刺激し、体を温めてくれる効果もあります。
ハッキリとした色は飽きやすいのでは、と思われるかもしれませんが、浴室の全面に使うのではなくアクセントカラーとして取り入れると良いですよ。
浴室全体が引き締まって見える効果もあります。
お風呂リフォームの色選びで失敗した例
リフォームで色選びに失敗したという例も見ていきましょう。
ダークカラーでうろこ汚れが目立つ!
・シックな色合いが好みでダークカラーにしたものの、白いうろこ汚れが気になってしまう。
・浴室全体にダークカラーを使ったら室内が暗くなってしまった。照明の個数も考慮すべきだった。
・浴槽もダークな色合いにしてしまったので、お湯の色がきれいに見えない。浴槽だけは白にすればよかったかも。
汚れが目立ちにくいホワイト・パステルカラーの失敗
・ホワイトを選んだら、確かに汚れは目立たないが、「ピンクカビ」と呼ばれるビンク色のカビが目立ちやすいことに気が付いた。
・真っ白な浴室はシンプル過ぎて物足りない…。せっかくリフォームしたのに、賃貸に住んでいるような感じになってしまった。
・年齢を重ねると、パステルカラーは可愛すぎるような気がしてきた。
お風呂の色で、使い勝手が左右される
お風呂のリフォームは色選びが肝心です。
掃除に時間を取られるのは嫌だという人なら、暖色系の汚れが目立ちにくい色を選んだほうが良いですし、掃除の手間もなんのその、好きな色にこだわりたいという人はもちろん自分たちのこだわった色のお風呂にリフォームするべきでしょう。
色の違いによって汚れの目立ちにくさは変わりますが、結局、色によって汚れ方が変わるわけではないので、「ダーク系で汚れが目立ったほうが掃除をしやすい」という人もいらっしゃいます。
せっかくのリフォームですから、好きな色を持ってくるというのも良いと思います。好きな色だと掃除をするのも楽しくなりそうですよね。
また、最近の浴室は換気や水はけの機能も優れているので、思っているよりは手入れが簡単ということも多いです。
手入れの点で色が気になるのであれば、リフォーム後の浴室の手入れのしやすさなどをよく考慮した上で考えると、色の選択肢も広がりますよ。