工務店とリフォーム会社の違い
工務店とリフォーム会社の違いを一言で言えば、直接工事か下請け工事かの違いです。
工務店でも社員が多い建築会社では、大手リフォーム会社に似た形態になります。
工務店では親方或いは現場責任者、リフォーム会社では営業マンと現場担当者(現場監督)の知識や人間性が工事の良し悪しに影響を与えてきます。
地元業者を選ぶメリット
地元の業者はその地域のみでリフォーム業を営んでいる為、多額の広告宣伝費を必要としない口コミや知り合いの紹介等で新規の工事を受注して行くのが理想の経営状態です。
その為、地域のお客様を大切にして、アフターサービスや修繕への対応も早く、緊急連絡があれば休日や夜の対応も惜しみません。
今後のリフォームやアフターを考えた場合にも、長く付き合える地元業者を選んでおけば、信頼関係が築け、業者もあなたも満足できるリフォーム結果になる事と思います。
工務店の特徴
工務店の場合、代表者(親方)は、大工出身で直接現場に出て仕事をこなす形態が多く、親方の元へ弟子入りして仕事を習った従業員や大工職人さんの集団で構成されています。
職人数4~5人迄が多く、それ以上の従業員数になると、親方が現場に出る余裕がなくなり、営業や現場回りに追われる事になります。
地元では新築工事からリフォームまでこなす為、工事規模に合わせて職人数を配置します。
リフォーム工事では1~2人で1現場を受け持つ事で効率よく作業がこなせます。
親方は経験豊富であらゆる工事に柔軟に対応できる反面、自信が有り、任せなさいと独自のスタイルを通す頑固肌の親方もいないとは限りません。
リフォーム会社の特徴
地域のリフォーム会社には不動産会社、ホームセンター、建築会社等が運営するリフォーム部やリフォーム専門店等があります。
プランニングソフトや見積ソフトを使い、分かりやすい提案や対応をするリフォーム会社から、個人レベルの会社まで、運営元や内容は様々ですが、営業担当(営業マン)次第でリフォーム工事の満足度が変わる可能性があります。
信頼できるリフォーム会社には信頼できる営業マンや現場担当者が居るはずです。
信頼できる営業マンか?
施主(あなた)が尋ねる内容にどう対応するかで概ね判断可能です。
真面目そうで信頼できそう
外見や身なりだけで判断せず、質問に対して施主(あなた)の立場になって考えてくれるか否かを判断します。
建築知識に詳しいか否か
質問に対して建築知識を伴った納得できる解決策で答えてくれるか否かで判断します。あなたに事前に建築知識の情報収集があればより良い判断が可能です。
聞く耳を持っているか否か
質問に対して真摯に受け止め対応するか、適当にごまかし、会社に有利な提案しか出さないかでも判断できます。
担当大工さんの名前を聞く
大工さんの名前を尋ね、答えられなければ信頼する大工さんが居ないか、大工さんに信頼されてない証拠です。工事を担当する大工さんが分からないのは、不安になりがちで信頼がおけません。
信頼できる現場担当者か?
営業マンが現場担当者を兼ねる会社や専任の現場担当者(現場監督)を配置する会社もあります。
現場経験が豊富か否か
現場経験が豊富か否かで変更工事や職人さんへの対応が変わり、リフォーム工事に影響を及ぼします。
毎日、現場への顔出しが出来るか否か
1人で多くの現場を抱えてたり、営業マンを兼ねている場合、毎日、現場への顔出しが出来ず、下請けの職人さん任せに成りかねません。
職人や専門業者から信頼があるか否か
職人や専門業者の言葉遣いで信頼度が図れます。名前を呼び捨てにしたり、言葉遣いが悪ければ、なめられているか、あてにされない頼りない存在と判断できます。
担当者が変わる
若い現場担当者の場合、厳しい人間環境や待遇に離職者も多く担当者が途中で変わる場合もあり得ます。