外壁リフォームの色選びでよくある失敗
外壁の色選びに失敗してしまうのは理由がありますが、まずは、外壁塗装の際によくある失敗を3つご紹介します。
イメージしていた色と違う
最も多い失敗は「色のイメージが違う」というもの。
カタログや色見本から気に入った色を選んだはずが、いざ外壁塗装が完工したら思っていた色よりも濃かった、色が違って見えるということがあります。
汚れが目立つ色だった
そして、次に多いのが、意外に汚れが目立つ色だったという失敗です。
外壁は雨や埃にさらされているので、選ぶ色によっては汚れが目立ち、せっかくリフォームしても綺麗が長持ちしないということがあります。
玄関ドアや屋根の色と合わない
外壁単体で見ると綺麗な色でも、実際に施工をすると玄関のドアや屋根などとの相性が良くない、という失敗です。
では、これらの失敗はなぜ起こるのでしょうか?
理由は、外壁塗装の色の決め方にあります。
サッシ・ドア・屋根との相性が重要
外壁の色を決めるときは、つい外壁のことだけを考えてしまいがちですが、サッシやドア・屋根などとの相性を考えることも重要です。
特に屋根は面積が広く、外壁とともに家の印象を作ります。
デザイン・質感が、屋根と合うように外壁の色を選ぶことが肝心です。
屋根が和風なのに外壁は洋風など、屋根と外壁の雰囲気があまりにも異なるのも美しい家とはいえません。
リフォームは、「直す部分」と「直さない部分」との兼ね合いも大事なポイントになります。
近隣とのバランスを考える
好みの色がある程度決まったら、お住まいの家の近くを散歩してみましょう。
まずは、向こう3軒両隣や、道路の向かい側3、4軒の写真を撮影し、周りの住宅のカラーとのバランスを考えます。
周囲の環境と同調させるのか、あえて目立たせるのか、ぜひ検討してみてください。
さらに少し離れた通りから、ご自宅の屋根の色味がどのような感じか、チェックしてみましょう。
立地条件にも配慮する必要があります。
例えば大通りに面している家なら、汚れが目立ちにくい濃い色にするのが無難です。
また緑が多い場所でしたら、グリーンと調和する色の外壁が合いますね。
汚れが目立つ色・目立たない外壁の色は?
では、雨や埃の汚れが目立つ色・目立たない色とは、具体的にはどのようなものがあるのでしょうか?
この機会に、一緒に確認しておきましょう。
汚れが目立ちやすい外壁の色
極端な色というのは、汚れが目立ちやすいものです。
白や黒は、一番汚れがつきやすいです。手入れやメンテナンスを頻繁に行えるようでなければ、避けた方が良いでしょう。
変色しやすい外壁の色
また濃い原色系の色は、経年劣化で色あせや変色が目立つので、実際の年数よりも古く見えてしまう場合があります。
赤や紫などといった赤系の色は、特に日焼けによって色あせが起こりやすいので注意してください。
逆に、青系の色なら変色しにくくなります。
汚れが目立たない外壁の色
外壁におすすめのカラーは、落ち着いた色や、薄い色、淡い色です。
一番好まれているのは、グレーの壁です。
次いで、アイボリーやクリーム色、ベージュ、薄目のブラウンも長持ちする色の代表です。
外壁の汚れの原因となるのは、カビやコケ、砂埃などのように、中間色のものが多いです。
そのため、汚れとの色の差が少ない、淡い色、落ち着いた色が外壁に最も向くのです。