ガス給湯器
最もポピュラーな給湯器です。
日本中で使われており、大きさも種類ももっとも豊富でしょう。
この給湯器はガスを使ってお湯を沸かす仕組みで、キッチンにつける小型のものから屋外設置タイプの大型のものまであります。また、マンションなどの集合住宅でも使わることが多いでしょう。
石油給湯器
石油を燃料としてお湯を沸かす給湯器です。
ガスに比べてランニングコストが安いということで、主に寒い地方で利用されています。
定期的に石油を給油する必要がありますが、お湯を毎日たっぷりと使うというご家庭にお勧めです。
電気給湯器
電気の力でお湯を沸かす給湯器です。
「深夜電気温水器」という名前で、販売されている商品もあるでしょう。
電気給湯器は、夜間の電気代が安い時間帯にお湯を沸かしてそれを供給する仕組みです。
ですからコストは低いのですが、使えるお湯の量に限りがあります。
少人数のご家庭や、お風呂を沸かす以外にあまりお湯を使わないご家庭向けでしょう。
エコキュート
こちらも電気でお湯を沸かす仕組みの給湯器ですが、大気熱を一緒に利用するタイプです。
電気のみでお湯を沸かす給湯器より、消費電力は約3分の1で済みます。
その分導入費用が高くなりがちですので、新たに家を建てるなど給湯器の新規購入を考えている人向けです。
ハイブリット給湯器
前述のエコキュートにガスの力を加えて、お湯を沸かすシステムです。
床暖房や浴室暖房と言った温水暖房にも対応しているので、給湯器と言うより「給湯設備」でしょう。
この給湯器は電気とガスの良いとこどりをしているので、ランニングコストが従来のガス給湯器に比べて約2分の1になります。
ただしこちらも導入費用が高く、なおかつ床暖房まで導入する場合は工事が大掛かりになるでしょう。
ですから「ガス代が安くなる」と言うだけで、気軽に導入できません。
大規模リフォームや新築をして、新しく給湯器を導入したいという方向けです。